ある日曜日、神社へ団体参拝するため、集合時間に遅れないように余裕をもって京都まで向かおうと、大阪駅のホームにいた。
あまりにも時間が早すぎたので、新快速ではなく快速で行こうかどうしようかと電車案内の掲示板をみながら考えあぐねていた。快速に乗車すると決め、快速の止まるホームで電車を待っていた。すると仏語が聞こえてきた。年配の仏人観光客6名がおしゃべりをしていた。
東京に行きたい旅行者は、京都行電車に乗車している。
到着した電車に乗り込み、電車が出発。車内はそこそこ混雑していたが、補助椅子が空いていたので着席。ふとみると、先ほどの仏人6人のうち1名が杖をついて立っていた。「どうぞすわってください」と声をかけたが、「いやいやいいよ。」と返答された。そうすると、グループの中の女性が、「あなたフランス語がしゃべれるの?」と話しかけてきて、そんなに喋れるわけではないが「はい」と答えると、「聞きたいことがあるのよ」と仰る。そして、「私たち、東京に行くのだけど行き方を教えてほしいの」と言われた。
なぜ、新幹線に乗らないのか???
今、乗車している電車はJR在来線、京都行の快速電車。東京にいく????? 思わず、「京都じゃないのですか?」と聞き返すと、「いやいや東京よ。」と仰る。じゃなぜ新幹線に乗車しないのだ?????と思いながら、「日本の首都の東京ですね」と念押し。「フランスのTGVのような新幹線に乗る必要があるので、私は京都駅で降車しますから、一緒に降りて新幹線の乗り場まで案内しましょう。」と提案。
快速電車に乗っていたつもりが、なんと!各停の普通電車に乗車していたことに気づき、高槻で仏シニアグループ6人を引き連れて降車。新快速の止まるホームへ移動。杖をついている人がもう一人いて、サクサクと歩けないので、エレベーターを使いホームに到着。10分ほど、日本についての質問に受け答えしながら待っていると、新快速がきたので皆で乗り込み、京都駅で下車。
京都駅の凄すぎる人の多さに揉まれて新幹線乗り場へ
仏人シニアグループは外国人や外国在住の日本人が購入できるJRパスを持っていたので駅員さんに確認をし、席を指定するならみどりの窓口に行く必要がある。新幹線にはいろいろ種類があるが「こだま」しか乗れないと説明を受けて、彼らに説明した。
「東京まで一緒に来ない?」とのお誘いをうけたが、私は神社に団体参拝する約束があり、これからバス乗り場に向かうのでとお別れ。
チャレンジャーすぎるやん。
なんと、彼らは大阪のホテルに2週間滞在し、そこを拠点にいろいろなところに日帰り旅行をしているんだとか。広島に行ったときは大阪から4時間かけて行ったのよ、と話していた。逆にどうやったら、大阪から広島まで4時間かかんねん!って思いました。
58歳から70代前半の男女6人。しかもそのうち2人は杖をついておりサクサクと歩けない。「私たち高齢よ、普通に歩けないのよ」と主張せず、自分たちのできる範囲で動き、旅行を楽しんでいる。特に綿密な下調べもせず行き当たりばったり。いや、感心しました。そんな旅もいいのかも。



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